ゴキブリが嫌がるヒトデの成分!? 「海洋性サポニン」の光の謎。

単眼に働きかける?!

 

 

虫の眼の構造において、「単眼」と「複眼」があります。図形を識別するのに必要なのが複眼で、ト ンボのように昼間に飛行する昆虫は複眼が発達しています。一方で、光を感じる器官が単眼です。ハ チのように太陽の位置から自らの位置を認識しているとされる虫がいるほど、 光をどう認識するかは虫にとって生死に関わる大事なことなのです。 個数や機能、形状も虫の種類によって様々、虫の眼の 働きは、科学において未だ解明されていない世界。ゴキブリは敏感な触覚で動きを察知しているイメ ージが強いため目が無いのではないかと思われがちです。しかし、実は、触覚の間に三個の単眼があ り、触覚の外側の下と、頭の両側に複眼が1対あるのです。 この単眼がどう光を認識し影響しているのか。独立行政法人・産業技術総合研究所によるスペクトル 測定や紫外線照射実験、またヒトデ体液の化学構造と性ホルモンの類似性が発見されており忌避効果 に影響しているのではないかと、様々な科学的研究が進んでいます。 光をどう認識するかは虫にとって生死に関わる大事なことなのです。 ゴキブリは敏感な触覚で動きを察知しているイメージが強いため目が無いのではないかと思われがち です。しかし、実は、触覚の間に三個の単眼があり、触覚の外側の下と、頭の両側に複眼が1対あるの です。 この単眼がどう光を認識し影響しているのか。独立行政法人・産業技術総合研究所によるスペクトル測 定や紫外線照射実験、またヒトデ体液の化学構造と性ホルモンの類似性が発見されており忌避効果に影 響しているのではないかと、様々な科学的研究が進んでいます。

 

ヒトデのサポニン類には我々の想像を超えた不思議な作用があるのです。例えば、古くから汲み取り便所にヒ トデを投げ込んでおくとウジが湧かない、ヒトデを肥料とすると野菜の生育がいいなどが知られていました。 最近の研究から、アブラムシなど害虫に対する忌避作用、カビに対する殺菌作用などが報告されるようにな り、新たな医薬品の成分として注目されるようになりました。さらに、ヒトデは、サポニンの他にも生理活性 を示す様々な成分や石灰質性骨板(脱臭作用)が知られています。まさに、ヒトデは海の厄介物から、海から の恵みへと変身しつつあるのです。 (科学顧問 佐藤謙一/獣医学博士、元 第一製薬創薬研究所⻑、元 千葉大学客員教授)